スケルトンシリーズ(Mushirou83さん作1)
- 2012/06/28
- 22:00
Mushirou83さんのPapaer skeleton シリーズから紹介。彼女を紹介するシリーズは「カゲロウ24時間のはかなき命」からはじまってこれで三度目です。彼女は若干25歳の若手にもかかわらず、3才の頃から切り折り紙を始めて20年以上のキャリアを持つというベテランでもあります。その技のすごみは私を遥かにしのぐ(全分野とは言いませんけど)。もっと知りたい方は彼女のfacebookにとんでみてください。驚くべき世界が広がります。
Paper Skeletonシリーズ No.07「エジプトマングース(学名:Herpest
制作時間:1時間
その展開図
Paper Skeletonシリーズ No.03「ウシガエル(学名:Rana catesbeiana)」
制作時間:30分
その展開図
Paper Skeletonシリーズ No.09「ダチョウ(学名:Struthio camelus)」
制作時間:50分
その展開図
Paper Skeletonシリーズ No.05「アブラコウモリ(学名:Pipistrel
その展開図
紹介した作品は全て一枚紙を切って折って作られた基本形ともいえる切り折り紙です。たぶん糊は一部に使っていると思います。
これだけの作品を頭の中で設計してハサミで出力してしまう、それに折りと追加の切りを加えて作品として完成させる。すさまじいまでの才能です。でも作家クラスの世界ではごく当たり前の才能です。私にこれだけの作品が作れるか? もちろん出来ると思います(多分に彼女の真似になってしまうと思いますが)。そんなことよりも「手の内をさらけ出して全部真似されても残るすごさが自分にある」と信じる強さが彼女にはある、そっちの方に私は感心します。生き残るためには出し惜しみなんかしないことだ、真似されたら勝ちだと思え、先の短い*先輩からのアドバイスです。
* 持ってあと40年。
PS 展開図を見ると肩甲骨と腕を別々の場所に切って、それを折って方の造形を完成させている。生物の機能的な形態として不合理ですが、形態の再現としておもしろいアイディアです。こういうところを真似せずに作れるか、挑戦し甲斐のあるところです。シザーハンズさんもにたようなシリーズを切り折りしているのであちらも研究してみましょう。
(次回に続く)
KiriOrigami works (Skeleton series)
To be continued.