足4の地固め
- 2008/09/02
- 07:49
前作ジャーマンスープレックスが反響があったので、この技をうpすることにする。
ご存じ4の字固め。複雑に見えるが、関節技の本質としては相手の膝関節(この場合青の左足)を逆方向に曲げ(解剖学的には過伸展させ)て関節周辺の靭帯に損傷を与える技、本質的には膝十字固めと同系統の技である。相手の右足を痛めつける効果も期待されるが、関節が極まっているわけではないので痛いことは痛いがさほどの威力はないはずである。今では試合中盤の痛め技に落ちてしまったが、40年前は試合を決める必殺技として絶大な人気を誇ったものである。当時の小学生は一瞬にしてこの技を決めるべく、グループごとに来る日も来る日も入り方を練習したものである(信用しないように)。
この技に対する返し技として考案されたのが次のダブルフィギアフォーレッグロックである。
相手(例えば赤)フックしにきた右足を曲げさせ、自分の左足を引き抜いて相手の股間に差し入れ4の字固めを掛け返す。入り方に練習と協力のいる技である。テレビ映りは良さそうと思う。4の字の本質である膝関節への逆関節技になっていないこと、右足へのフックがないため外れやすいことが欠点であろう。なずけてダブル足4の字。正調足4の字固めを裏返しにすると逆に技をかけた相手が痛くなるという解説同様、疑問の残る技である。
この欠点を克服すべく切り折り紙界によって開発された技が次の技である。
名づけて編みこみ固め。決まったら最後絶対に外せないおそろしい必殺技である。ガッツポーズをとっている青が技をかけている方と思われる。わかりにくいとてもマニアックな技である。
お約束の展開図
編みこみ固めの展開図。右足がすごく長いのである。
PS そのうち「紙のプロレス」誌に読者投稿してみようかなあ。